【愛知 アンティークな注文住宅】S様宅 新築への軌跡⑨緊張の工程"建前"が完了
2022/01/11
※ホームページリニューアルのため、旧ホームページのブログから引越ししました。
旧HPでの公開日:2021/11/30
こんにちは 香瑛住研の野口です
毎日寒いですね。
また、足先の冷えに悩まされる季節が来ちゃいました。
S様宅の工程も着々と進んでますよ。
今日のブログからは面白くなってくるはず
建築の工程で、一番緊張する作業
それは、建前です!
棟上げと言ったり、上棟と言ったり
言い方は、地方や地域、木造か鉄骨かでも違うようですが意味は
"基礎の上に、柱や梁の構造材を組み立てること"
柱から屋根瓦の台になる板材を張るまでの工程です。
作業に入る前に、棟梁が四隅に塩とお酒でお清めをします。
この建前の工程は、前日までに9割は出来上がっていて、当日現場では図面通りに組み上げるだけ。
へぇーそんな簡単な作業なんだぁと思わないでくださいね。
実際は決して簡単ではありません。
木材は全て事前にプレカット加工されているから、位置を確認しながら組み上げれば完成なんです。
が、プレカット加工を間違うと完成しません。
昔は、現場で加工しながら建てていたようですが、今は現場で加工はしないから間違うと大変なことになるんです。
何度も何度も確認してから、プレカット加工を依頼してるけどそれでも当日はドキドキ緊張です。
もっと、緊張するのは大工さん達の事故。
柱の上をひょいひょい歩いたり、クレーンから吊るされた木材を受け取ったり、命綱もなく高さ3m4m、屋根の上はもっと高い所を歩くから、落ちたら大事故になります。
急勾配の屋根瓦の台になる板材を張る時は特に緊張するんです。
大工さん達が、最新の注意をしながらテキパキ作業を進めてるのを
僕は現場監督で見てるだけだけど、見てる方が怖いんですよね。
ただ組み上げるだけと言っても、簡単ではありませんよ。
当然、熟練の大工さんだから出来る技!
S様宅は、屋根の勾配が急だし複雑な部分も多く非常に手間がかかります。
だから普通、1日で終わるところ2日掛かってます。
事前確認も怠りません。
作業に入る前に、皆で確認しながら必要な金具を準備します。
いちいち探しながらやってたら、効率悪いし登ったり降りたりしてられませんからね。
現場には沢山の大工さんがいます。
皆自分の持ち場があり、ちゃっちゃと仕事をして無駄な動きがありません。
男の僕が見てもカッコいい。
家を建てられる方は是非現場を見てみてください。
家に対する想い入れも変わりますよ。
職人さん達が命懸けで建てたと思うとね。
S様宅の完成は、3月頃を予定しています。
完成しましたら、オープンハウス見学会をしますので是非見学にいらしてください。
日程等の詳細は決まりましたらお知らせします!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。