【愛知 アンティークな注文住宅】 S様宅 新築への軌跡⑪天井の板の張り付け工程
2022/01/11
※ホームページリニューアルのため、旧ホームページのブログから引越ししました。
旧HPでの公開日:2021/12/17
こんにちは 香瑛住研の野口です
朝晩の気温が下がってきましたね
昼間は天気が良いと暖かいんだけど。
雪も降りそうで色々と気を使います。
今日は天井について
香瑛住研の家の天井は、板張りか漆喰もしくはクロスです。
今回のS様は板張りで施工させていただきました。
それぞれの良さがあって”どれがいい”とか”どれはよくない”はなく、お客様のご要望に応じて決めていきます。
トータルバランスも大切にして。
板張りといっても、僕の建てさせていただく家は少々?すごく?手間を掛けています。
梁の下に一枚大きな板を張るなら簡単だけど
小さな板を一枚ずつ梁と梁の間に張っていくんです。
まずは板選びから
材木屋さんにある数千枚の中から
色や板目、反りが無いかを注意して200枚を選びました。
↑これは、色幅があって基本NG
↑このような色と板目の揃ったものを選びます。
最初に社長さんが良さそうな物を出しておいてくれたんですが
その中だけでは気に入る物が揃わず新たな板を出してもらい
やっと、気に入った物が揃いました。
こんな面倒くさい客はなかなかいないでしょうね。
長いお付き合いなのもあるけど
僕のこだわりをわかってくれていて、それに応えていただけることが有難いです。
天井に張る前の作業として、配置合わせがあります。
写真を撮り忘れちゃいましたが……
まず一列ごと床に板を並べて色や板目、節などバランスを見ます。
何処にどの板を張るか決めて、寸法を測りミリ単位で削り合わせてから張り付け作業なんですが
これ
凄く手間が掛かるから、多くの大工さんが嫌がるけど僕のとこの大工さんは嫌がらずやってくれます。
綺麗に仕上げたい!という心意気が背中からも出てます。
微妙に厚みが違ったりするから調整をして
さらに細かな調整をして
工具の重量もあるし上向きながらの苦しい態勢だけど、超ベテランだからそんなの関係ありません。
右側は張る前、左側が張った後 張った後の板は綺麗ですよね。
これが完成形です!
梁からちょろっと出てるのは電気の配線。
この後、梁と天井板に塗装をします。
塗装をするとまた雰囲気が変わっていい感じになりますよ~
モデルハウスの天井がこんな感じです。
塗装も明るめか暗めか
施工事例を参考にしていただき、お客様のご要望で決めていきます。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。