【愛知 アンティークな注文住宅】S様宅 新築への軌跡⑬ 屋根瓦 葺きました
2022/01/11
※ホームページリニューアルのため、旧ホームページのブログから引越ししました。
旧HPでの公開日:2021/12/28
こんにちは 香瑛住研の野口です
今日は屋根瓦について綴ります。
屋根材は大きく分けると
・瓦
・スレート
・トタン
・鋼板
他にも、神社の屋根に使われてる緑の屋根の銅板などもあります。
それぞれ、種類もあるし長所短所があるからテイストだけで無く、総合的に判断して選びます。
僕が建てさせていただくアンティーク住宅の屋根は必ず瓦にしています。
瓦の種類の代表格は、陶器(粘土)瓦とセメント瓦があって、僕のところでは粘土瓦を使っています。
他のモノと比べると耐久性が格段に違うんです。
S様宅は、急勾配の屋根にドーマ(小さな屋根付き窓)を3箇所、玄関にはポーチを設けて遊びのある外観になっています。
大屋根と、ポーチの屋根で瓦を変えました。
ポーチの屋根瓦は、フランス瓦を使っています。
フランスの家で一番目を惹くのは屋根瓦。
赤褐色が美しい素焼きの瓦です。
とっても素朴な風合いで丈夫なんです。
フランスでは、数百年使い続けられていることもあるくらいなんですよ。
時が経つにより苔が生えたりする変化を楽しむ瓦。
たとえ、黒ずんでも汚れではなく味わいになるんです。
今回使用した瓦は
エディリアンス社(旧イメリスTC)さんの、南部ヨーロッパスタイル"オメガ10"テールダデマール
フランス東部で製造された輸入瓦です。
プロヴァンスの山間にある美しい村、"アデマール"の名前がついた製品で、日本の厳しい気候、多雨や雪にも耐えられる夢の瓦。
だから、僕の建てさせていただく家にピッタリくるんです。
小窓の庇にも瓦をつけてみました。
こちらの瓦はモロッコのモノ。
今回、初めての取付け方をしましたが可愛い庇が出来上がりました。
使う材料は、どこ製かはこだわりません。
こだわるのは品質やデザイン。
それと、全体のバランスがめちゃ大事!
上手く合わせないとアンバランスでお洒落じゃない家になっちゃいます。
瓦だけでも3カ国
家一棟になると、何ヵ国になるやら
でもそれが良い感じになるんですよねぇ。
趣が深まって、雰囲気がめちゃ良くなるんです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。