アンティークにこだわる家づくり 南欧の海沿いに立つ、古びた、でもどこか上品な家【愛知 アンティークな注文住宅】
2022/02/20
※ホームページリニューアルのため、旧ホームページのブログから引越ししました。
旧HPでの公開日:2021/1/9
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ香瑛住研をよろしくお願いいたします。
昨年は新型コロナウィルスの流行もありました。
リモートワークを活用する「はたらきかた」が広がり家で過ごす、いわゆる「おうち時間」が増えた印象を思っています。
2021年も緊急事態宣言の再発令で再び「おうち時間」が増える方もいると思います。
一方でずっと家にいると、これまで気にならなかった家の細かい部分やインテリアの統一感が気になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、南欧のリゾート地にあるようなシックでリラックスできる家をつくるコツについて書いていきたいと思います。
世界有数のリゾート地がある南欧の街並み
南欧とは、南ヨーロッパつまりイタリア・スペイン・ポルトガル・モナコ・ギリシャ・フランス南東部などの地中海沿岸の地域です。地中海性気候に属していて、夏は日差しが強く乾燥していることが特徴です。
この地域には、ニースやモナコといった世界中からバカンスを過ごす人々が集まるリゾート地もあります。
太陽と青い海に映える褐色の屋根と真っ白の家が非常に美しい街並みです。
家にいながらリゾート気分を味わえるなら、ぜひインテリアに南欧の要素を取り入れてみたいですね。
経年美化を楽しむ南欧の家づくり
南欧の家は、四角い形で非常にシンプルな外観をしています。
しかしシンプルでありながらも決して画一的ではありません。
それは、時間の流れによる唯一無二の経年美化を楽しむ文化があるからです。
ちなみに、経年美化とは年数が経つごとに美しくなることで、アンティークの世界では多く使用される言葉です。
経年美化を楽しむためには、使用する素材がポイントになります。
新しい状態が一番美しいものばかりを使用していると、当然古くなればなるほど劣化した印象になることを避けられません。
美しいガラクタ「ブロカント」とは
フランスには、美しいガラクタという言葉を語源とする「ブロカント」という物を大切に使い長く使用する文化と経年美化を楽しむアンティーク文化があります。
世界でも有名な骨董市が開かれ、世界中から人々が骨董市に集まります。
目の肥えた古物商人が集まるので、売っているものも質の高いものが必然的に多くなります。
香瑛住研でもフランスを含め、世界中から選りすぐった本物のアンティークを使用することで、質の高い家づくりに役立てています。
南欧インテリアの特徴は素材と色
南欧インテリアには、経年美化を楽しめる素材と色のバランスが使われています。素材と場所ごとに見ていきましょう。
アイアン製の建具
南欧のインテリアに欠かせないのが、アイアン製の建具です。
ドアノブや階段の手すりなどに装飾性の高いアイアンを使用することで、インテリアのアクセントになります。
また窓に面格子として使用することで防犯性も高くなるので、実用面でもメリットがあります。色は黒いものを使用することが多く、引き締まった印象になるのが特徴です。
香瑛住研の施工ではアイアン作家としても活躍する技術の高い職人が手がけるので、年数が経つごとに風合いを楽しんでいただける部分です。
木製のドア
南欧ではアイアン製ドアの他に、木製のドアもよく使用されています。
木製といっても合板で一色に塗られたよくあるものではありません。
独特の色合いと手触りのある素材感が、長い時間によってより雰囲気のある美しさを引き出している重厚なものが多いです。
ドアは見る人の印象を大きく左右する部分です。ヨーロッパをはじめ世界を旅して買い付けた本物のアンティークを使用することにこだわっています。
漆喰の白い壁
青い空に映える漆喰の壁は、南欧の家には欠かせないものです。南欧では夏に強い日差しが照りつけるので、夏でもひんやりして調湿性の高い漆喰が欠かせません。
香瑛住研で使用している漆喰はフランスの土で作っているもので、余計な混ぜ物をしていないので長持ちするのが特徴です。
ヨーロッパでは紀元前から建築に用いられている素材で、現存する遺跡にもみられます。時間とともに硬化するためより丈夫になり、長持ちする素材です。
色は真っ白というよりはアイボリーに近い白で、時間が経つごとに色の変化を楽しんでいただけます。
褐色の瓦
瓦は家の中から見える部分ではありませんが、南欧の建築にはこれまた欠かせない存在です。
素焼きのため色は褐色で、光沢はなくザラザラとした感触です。南欧では数百年と使用されていることもよくあります。瓦の上に苔が生えたり、色が変わったりしてまるで生きているかのようです。
あまりに長くなれば吹き替え等は必要になるものの、古くなるごとにより美しくなる様を楽しむことができるので、香瑛住研でもフランスの瓦が人気です。
ビンテージ感のある床材
床は面積が大きいので、家の表情を大きく左右する大切な部分です。
ヨーロッパでは、新築のキレイさよりも経年美化を楽しむ傾向がみられます。
家をリフォームする際にもその文化は生きていて、新品であっても使い古したような素材感のあるものが売られていることも多いのです。
香瑛住研で使用するものも新品でありながらも、長年使用したかのような雰囲気を感じていただけるようなものを選りすぐって世界から仕入れています。
経年美化を楽しめる家はリラックスできる
日本でもこのところ、ビンテージ感のあるものが受け入れられることが多くなってきたように思います。
香瑛住研が現在のようなアンティークスタイルの家を手がけ始めた頃には、全国どこにいっても新築でそのようなスタイルが見られることがありませんでした。
住むごとに人も家も年をとっていくものです。
経年美化が楽しめる家というのは、年をとっていくのも楽しいものだなと感じられる家ではないでしょうか。
一緒に年を経てより美しくなる家がある街並みだからこそ、南欧は世界中の人々からリゾート地としても愛されているのかもしれませんね。
2021年も年始から「緊急事態宣言」の発令で、海外旅行に気軽にいけるようになるには時間がかかりそうです。一方で「おうち時間」を見直す機会でもあると思っています。
香瑛住研は、2021年も「じっくりこつこつ」腰を据えた品質の高い家づくりにこだわり「お客様との出逢い」を大切にしていきます。
本物のアンティークを使用したデザインをいれながらも、安全を重視した構造の新築住宅にこだわり、お客様の夢を叶える家づくりを実現して参ります。
今こそ「おうち時間」を一緒に考えませんか?ぜひモデルルームにお越しください!